中耳炎専門サイト｜市川市の耳鼻科妙典さいとう耳鼻咽喉科監修

癒着性中耳炎とは

癒着性中耳炎とは急性中耳炎を何度も繰り返したり、滲出性中耳炎が治りきらず長期間経過すると、鼓膜がへこんで中耳の壁に癒着する状態です。癒着が長期間続くほど難聴が起こりやすくなります。聴力が正常であれば、とくに治療をせず経過観察します。滲出性中耳炎が併発している場合は悪化しないように鼓膜チューブの挿入を行います。

原因

• 急性中耳炎を繰り返したり、滲出性中耳炎が治りきらず鼓膜が薄くなり弾力がなくなる。

症状

• 鼓膜の一部または全てがへこんで中耳の壁に癒着した状態になります。
• 耳小骨の働きや鼓膜の振動が制限されることにより難聴になります。

治療方法

治療方法としては、以下の内容を状況に応じて実施していきます。

• 軽症の場合は耳管通気
• 滲出性中耳炎が併発している場合は鼓膜チューブの挿入
• 鼓膜をはがして、張り替える鼓膜形成術
• 耳小骨が破壊されている場合は鼓室形成術

治療後の大事なこと

急性中耳炎、滲出性中耳炎をしっかり治療することが重要になってきます。医師が完治したと判断するまで治療を続けましょう。ご自身の判断で治療を止めることはしないようにしましょう。

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