中耳炎専門サイト｜市川市の耳鼻科妙典さいとう耳鼻咽喉科監修

航空性中耳炎とは

航空性中耳炎とは飛行機に乗ったり、トンネルに入ったりと気圧の変化で耳が「キーン」としたり耳が詰まった感じがすることがあります。通常、あくびや唾を飲み込むなど鼻から耳に空気を送り込むように耳抜きをすることにより改善されますが、改善せず耳痛、耳が詰まった感じが取れない状態を航空性中耳炎といい、急性中耳炎の一種です。お子様の場合は風邪のせいで鼻が悪く、鼻の奥の粘膜が腫れて耳管の働きが悪いために、耳痛を起こすことがあります。

原因

• 航空機などによる気圧の変化により、耳管機能がうまく働かなくなる。

症状

• 耳痛
• 耳の詰まった感じ
• 難聴
• 耳鳴り
• 頭痛

治療方法

• 抗菌薬（抗生物質）や消炎剤を服用し、原因である鼻の治療をすることが重要

繰り返し航空性中耳炎を起こす方は事前に耳鼻咽喉科を受診して鼻や耳が良い状態で飛行機に乗ることをお勧めいたします。

治療後の大事なこと

風邪や鼻炎などの鼻の症状が悪い時は飛行機に乗らないでおくか、乗る前に鼻の症状を改善しておくことが大事です。また飛行機の離陸時や高度を下げ始める時の予防法として、飴をなめる、ガムを噛むことをお勧め致します。また耳管はあくびや唾を飲み込むことで開きますので、乳幼児の場合はミルクやジュースを飲む、おしゃぶりをくわえさせることにより効果が期待できます。

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